鯨の多くは半年間餌場となる冷たい海で過ごし、繁殖期になると暖かい海に移動します。この時、鯨はほとんど餌を捕らずに絶食状態で子育てをし、さらにそのまま数千キロも離れた餌場へ、眠ることなく泳ぎ続けて戻っていくのです。
このような驚きの鯨のパワーの秘密は、鯨が大量に持つ「バレニン」というアミノ酸物質に秘密があると考えられています。
ミンク鯨で50歳、シロナガス鯨では120歳まで生きるとされ、しかも死ぬまで子供を産み、生殖能力に老化がありません。このように鯨の生態はまだ解明されていないことが多く、その力には驚くことが数多くあります。
鯨の持っているアミノ酸物質「バレニン」の効果もそのひとつ。マウス実験では、疲労回復効果のあることがわかっており、鯨のパワーの秘密と考えられている。
「バレニン」は、注目すべき栄養源として大きな期待を寄せられています。